「緩い仕事」で釣られた8ヶ月の地獄

派遣という働き方

無職1年、eBayと会社員の二本柱作戦

48歳で前の仕事を辞めて、1年間無職だった。

その間にeBay物販を始めて、なんとか形になってきた。でもさ、やっぱり毎月の固定収入がないと不安じゃん。

だから考えたんだよね。eBayは続けつつ、緩めの仕事で生活費の足しにする。二本柱作戦ってやつ。

そんな時に見つけたのが、建築関係のシステム収納会社の派遣求人だった。

「仕事も勤務も緩い」という甘い言葉

派遣会社の担当者が言うんだよ。「仕事も勤務も緩いですよ」って。

時給は安かった。でも補助的な仕事だし、eBayと両立できるならいいかって思った。

形態は紹介予定派遣。つまり正社員前提ってやつ。

普通なら慎重になるべきだった。でも「緩いなら問題ないか」って軽く考えてしまった。これが最初の間違い。

入社3ヶ月、毎日社長室に呼ばれる

派遣として働き始めて3ヶ月。会社から正社員化を迫られた。

最初は普通の打診だったんだけど、どんどんエスカレートしていった。

毎日社長室に呼ばれるようになった。

給料の話、条件の話で揉める。でも毎日呼ばれるプレッシャーがすごいんだよ。

正直、頭が回らなくなってきた。契約書を冷静に読める精神状態じゃなかった。

結局、よく確認しないまま署名してしまった。

異常すぎる契約内容

後から冷静に見返したら、とんでもない内容だった。

給料は派遣時と同じ据え置き。正社員になったのに上がらない。

サービス残業は1日2時間。基本残業なしって言われてたけど、あったら無償。

休日は土曜も出勤で、年間休日が極端に少ない。

ボーナスなし。交通費なし。年末手当もなし。

「安定した月収があるならまだいいか」って自分を納得させた。今思えば完全に判断力が鈍ってた。

正社員になった途端、態度が豹変した

社員になって2ヶ月目から、会社の空気が変わった。

派遣の時は優しかった先輩社員たち。それが急に高圧的になった。怒鳴りつけるような態度。

「お前もう社員なんだから」って言葉が免罪符みたいに使われた。

派遣の時と社員になってからで、まるで別の会社みたいだった。

朝5時出発、駐車場で2時間待機の日々

通勤時間も計算が狂った。

最初は片道40分って聞いてたんだよ。でも実際は渋滞で片道1時間半。

8時始業に間に合わせるために、朝5時に家を出ることになった。

6時に会社に着く。でも開いてない。だから駐車場で2時間待機。毎日これ。

あと地味にキツかったのがトイレ問題。

高齢の社員が掃除担当だったんだけど、十分じゃなくて不衛生だった。土足禁止の会社なのに、スリッパでトイレ掃除するような状態。

8ヶ月で脱出、社長は激怒

正社員になって8ヶ月で退職を決めた。

理由を説明した。通勤1時間半、給料安すぎ、生活できないからバイトも必要になってる、と。

社長の反応は予想外だった。

「そんなこと最初からわかってただろう」って激怒された。

いやいや、わかってたら契約しないって。でも揉めに揉めて、なんとか退職できた。

紹介予定派遣の本当の罠

この経験で学んだことがある。

紹介予定派遣って、会社側にとってはすごく都合がいい仕組みなんだよ。

派遣期間中は優しくして、「この会社いいかも」と思わせる。で、正社員化のタイミングで圧力をかける。毎日呼び出して、冷静な判断ができない状態に追い込む。

契約したら態度を変える。「もう社員なんだから」って。

派遣期間中の会社の姿は、本当の姿じゃない。

これから紹介予定派遣を考えてる人に伝えたい。契約書は絶対に持ち帰って、冷静な時に読んでくれ。毎日呼び出されても、その場で署名しちゃダメだ。

「緩い仕事」なんて存在しない。緩く見せてるだけ。俺みたいに8ヶ月を無駄にしないでほしい。