海外の個人開発者コミュニティで盛り上がっていた話題
先日、いつものように海外の情報をチェックしていたら、Redditの「indiehackers(インディーハッカーズ)」というコミュニティで面白い投稿を見つけた。
タイトルは「How I got my 5 first users(最初の5人のユーザーをどう獲得したか)」。
スコアは79、コメントは232件。かなり盛り上がっている。
インディーハッカーっていうのは、要するに「一人で小さなサービスやアプリを作って稼ぐ人」のこと。シリコンバレーの大企業じゃなくて、個人や少人数でやってる開発者たちだね。
で、彼らにとって最大の壁が「最初のユーザーをどう集めるか」なんだ。
どんなに良いサービスを作っても、使ってくれる人がいなければ意味がない。でも無名の個人が作ったものを、誰が最初に使ってくれるのか。これ、実は副業を始めようとしている僕らにも当てはまる話だよね。
eBay輸出を始めても最初の購入者が来るまでが一番しんどい。ブログを始めても最初の読者がつくまでが辛い。何をやるにしても「最初の5人」を獲得するのが一番難しいんだ。
だから、この投稿が気になった。海外の開発者たちは、一体どうやって最初のユーザーを掴んでいるんだろう。そして、その方法は50代の僕らにも使えるんだろうか。
インディーハッカーたちの「最初の5人」獲得法とは
海外のインディーハッカーコミュニティで共有されている「最初のユーザー獲得法」には、いくつかの共通パターンがある。
まず一つ目は「自分の周りから始める」という方法。
友人、家族、元同僚に直接声をかける。「こんなの作ったんだけど、ちょっと使ってみてくれない?」とお願いする。地味だけど、これが一番確実らしい。
二つ目は「コミュニティに参加する」。
Reddit、Hacker News、Twitter(X)、Discord、Slack。自分のサービスに関連するコミュニティに入り込んで、まずは貢献する。いきなり宣伝するんじゃなくて、他の人の質問に答えたり、有益な情報を共有したりする。そうやって信頼を築いてから、さりげなく自分のサービスを紹介する。
三つ目は「問題を抱えている人を探す」。
自分のサービスが解決する問題について、SNSやフォーラムで困っている人を探す。そして直接メッセージを送る。「こういう問題で困ってますよね。実はそれを解決するものを作ったんですが、試してみませんか?」と。
四つ目は「Build in Public(公開開発)」。
開発の過程をSNSで公開する。「今日はこの機能を作った」「こんな壁にぶつかった」と日々発信する。そうすると、完成する頃には興味を持ってくれる人がいるという仕組み。
五つ目は「無料で使ってもらう」。
最初は無料。とにかく使ってもらうことを優先する。フィードバックをもらい、改善し、満足してもらえたら有料プランを提案する。
どれも特別な技術や大金は必要ない。でも、共通しているのは「行動量」と「直接的なアプローチ」だ。待ってても誰も来ない。自分から動いて、一人ずつ獲得していく。泥臭いけど、これが現実なんだね。
50代日本人にとっての現実的な壁
さて、ここからが本題。
海外のインディーハッカーたちの方法は、50代の日本人にも使えるのか。正直に検証してみる。
まず「英語力」の壁。
海外のコミュニティに参加するなら、当然英語が必要。Reddit、Hacker News、海外のDiscordサーバー。読むだけならGoogle翻訳でなんとかなるけど、信頼を築くために発言するとなると話は別。ネイティブじゃないと見抜かれる。そして、英語が拙いと発言の説得力も落ちる。
これは正直、大きなハードルだ。
でも、待てよ。日本のコミュニティを使えばいいじゃないか。
Twitter(X)の日本語圏、note、Qiita、Zenn、Yahoo知恵袋、5ちゃんねる。日本にもコミュニティはたくさんある。海外ほど活発じゃないかもしれないけど、日本人をターゲットにするなら日本のコミュニティでいい。
次に「技術スキル」の壁。
インディーハッカーたちはプログラミングができる。アプリやWebサービスを自分で作れる。50代でプログラミングを始めるのは無理じゃないけど、ゼロからサービスを作れるようになるには時間がかかる。
でも、これも考え方次第だ。
サービスを作るだけがビジネスじゃない。eBay輸出、ブログ、コンテンツ販売、コンサル、代行業。プログラミングなしでも始められるビジネスはたくさんある。そして、そういうビジネスでも「最初の5人」を獲得する必要があるのは同じだ。
「自分の周りから始める」は使える。
50年以上生きてきたんだから、人脈はある。元同僚、学生時代の友人、近所の知り合い、趣味の仲間。若い起業家よりも、むしろ僕らの方が人脈は豊富かもしれない。その人たちに「こんなことを始めたんだけど」と声をかける。これは50代でも十分できる。
「コミュニティに参加する」も使える。
Facebookグループ、LINEオープンチャット、地域のコミュニティ。50代が参加しやすいコミュニティを選べばいい。若者向けのDiscordサーバーに無理して入る必要はない。
「問題を抱えている人を探す」も使える。
Yahoo知恵袋、Twitter検索、Googleで「〇〇 困っている」と検索。問題を抱えている人は日本にもたくさんいる。
ただし「Build in Public」は少し難しいかもしれない。
日本では、自分のやっていることを公開するのに抵抗がある人が多い。「自慢してる」「意識高い系」と思われるのが怖い。特に50代は、SNSで発信することに慣れていない人も多い。
でも、これは慣れの問題かもしれない。最初は恥ずかしくても、やっているうちに慣れてくる。僕もこのブログで日々の試行錯誤を書いているけど、最初は抵抗があった。今は慣れた。
判定:アレンジすれば50代でも使える
結論から言うと、海外のインディーハッカーたちの「最初の5人獲得法」は、アレンジすれば50代日本人でも使える。
ただし、そのまま真似するのは難しい。
海外のコミュニティを使う必要はない。日本のコミュニティでいい。プログラミングでサービスを作る必要もない。自分ができるビジネスでいい。
大事なのは「考え方」だ。
待っていても誰も来ない。自分から動く。一人ずつ、地道に獲得する。最初は無料でもいいから、とにかく使ってもらう。フィードバックをもらって改善する。
これは、どんなビジネスにも当てはまる普遍的な方法論だ。
eBay輸出なら、最初の5件の販売を獲得するまでが勝負。ブログなら、最初の5人の常連読者をつくるまでが勝負。コンテンツ販売なら、最初の5人の購入者を獲得するまでが勝負。
その「最初の5」を獲得する方法として、海外のインディーハッカーたちのアプローチは参考になる。
具体的にどうするか。
まず、友人や知り合いに声をかける。恥ずかしがらずに。「実は副業でこんなことを始めたんだけど、興味ある人いない?」と。50代なら、それなりの人脈がある。活用しない手はない。
次に、関連するコミュニティに参加する。いきなり宣伝しない。まずは他の人の役に立つ情報を提供する。質問に答える。そうやって信頼を築いてから、さりげなく自分のビジネスを紹介する。
そして、困っている人を探す。TwitterやYahoo知恵袋で、自分が解決できる問題を抱えている人を探す。直接アプローチする。「こういう方法がありますよ」と。すぐにビジネスにならなくても、信頼関係が生まれる。
最後に、日々の進捗を発信する。ブログ、Twitter、note、なんでもいい。「今日はこれをやった」「こんな失敗をした」と書く。等身大の姿を見せる。そうすると、共感してくれる人が現れる。
50代だからこそできること
実は、50代には若い起業家にはない強みがある。
一つは「人生経験」。
50年以上生きてきた。会社勤め、結婚、子育て、親の介護。いろんな経験をしてきた。その経験が、コンテンツになる。同世代の悩みが分かる。それは20代や30代には真似できない。
もう一つは「信頼感」。
若い人が「これで稼げます」と言うより、50代が「実際にやってみたらこうだった」と言う方が信頼される。経験に基づいた発言には重みがある。
そして「ネットワーク」。
長年の人脈がある。元同僚、取引先、趣味の仲間。その人たちが「最初の5人」になってくれる可能性がある。若い起業家が必死でコールドDMを送っている間に、僕らは知り合いに声をかけるだけでいい。
だから、50代だからといって諦める必要はない。むしろ、50代だからこその戦い方がある。
まとめ:最初の一歩は「声をかける」こと
海外のインディーハッカーたちが実践している「最初の5人のユーザー獲得法」。その本質は「待たずに動く」ことだった。
そして、それは50代の僕らにも当てはまる。
副業を始めても、最初はお客さんが来ない。ブログを始めても、最初は誰も読んでくれない。それは当たり前のことだ。でも、待っているだけでは何も変わらない。
だから、動く。声をかける。コミュニティに参加する。困っている人を探す。日々の進捗を発信する。
特別な技術は要らない。大金も要らない。必要なのは「最初の一歩を踏み出す勇気」だけだ。
僕も偉そうなことは言えない。eBay輸出もブログも、まだまだ試行錯誤中だ。でも、少なくとも一歩は踏み出した。このブログを読んでくれているあなたも、僕の「最初の5人」の一人かもしれない。
もし何か副業を始めようとしているなら、まずは身近な人に声をかけてみてほしい。「こんなことを始めたんだけど」と。それが「最初の5人」への第一歩になるはずだ。

