終身雇用にこだわらず、自分自身でキャリアを構築する重要性とは

今日も散歩しながら読書(聞書)をしていました。

紹介したい本を見つけました。​​​​橘玲『貧乏はお金持ち』です。

私が会社員の時代に感じていた、モヤモヤした気持ちが言語化されていたので、紹介したいと思います。


貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する (講談社+α文庫)

私がしていた仕事は、確かにハイプレッシャーな職業でした。同じ部署で年に何人も鬱になり、会社に来なくなりました。私自身も、かなり疲弊していました。なぜあんなに苦しんでいたのか、うまく言語化できませんでした。

この本でその原因の一つが言語化されていました。それは日本に自殺者や、鬱になる方が多い理由にもなっていると思います。

前提として、日本では、まだ終身雇用の考えが残っています。正社員=終身雇用、一生その会社にいなければならない。そう考えている方は多いと思います。

正社員の方は、会社を辞めること自体が社会から外れてしまうような気持ちになって、不安になるんだと考えます。その会社で一緒に働かなければならないと言う強迫観念に駆られています。そのような状況にいると、耐えられない程のストレスではなくても、これが一生続くのかと考えてしまい、そのストレスが本来のものよりも、大きくなってしまいます。

これが原因の一つではないでしょうか?少なくとも私はそうでした。

正社員である事は良いことだとは思いますが、やはり終身雇用と言う考え方は、合理的では無いんではないでしょうか?もちろん、正社員であることには、安定した収入や社会的な評価があると思いますが、それが引き起こすストレスや、自分自身のキャリアを諦めることになる場合もあります。

以上が私の考えでもあるのですが、この本では、自分の人生を管理することが解決策として具体的に提案されています。自分の人生を自分で管理することは、決して容易なことではありません。しかし、自己成長やキャリア構築、自分自身の強みや価値観を見つけることによって、自分の人生を自分でコントロールできるようになることができます。

終身雇用の考え方が強い日本において、自分自身でキャリアを構築し、自分の人生を自分でコントロールすることが、幸福感や充実感を得るための重要な手段であることを、多くの人々に伝えることが必要だと考えます。

コメント