はじめに
7月に「毎月の赤字を乗り越えるための転職活動法」という記事を投稿しました。あの時は、転職活動が佳境に入っていたものの、まだ結果がどうなるか分からない状況でした。しかし、無事に面接を通過し、現在は新しい職場で働いています。振り返ると、当時の転職活動は精神的にも肉体的にも非常に大変でしたが、結果として大正解だったと言えるでしょう。
以前の職場では、毎月赤字になるほどの生活に苦しみ、いじめや不快な職場環境に悩まされていました。そんな状況から抜け出すために始めた転職活動。今回は、その過程と、転職後にどのように生活が改善されたのかについて具体的にお話しします。
次に、転職活動の成功と、その過程で直面したさまざまな困難について詳しく説明します。
転職活動の成功とその過程
7月に始めた転職活動は、思った以上にスムーズに進展しました。面接も順調に進み、結果的には新しい職場で働けることになりましたが、その間にはいくつかの大変な出来事がありました。
内定獲得までの道のり
最初の面接が終わった後、手ごたえを感じたものの、まだ確定していない状態でした。そのため、当時働いていた会社に対しても退職の報告をするかどうか迷っていました。しかし、そんな状況の中、ある出来事が起こりました。私をいじめていた同僚の女性が、8月末で会社を辞めると言い出したのです。この報告を社長から聞かされた時、私はすでに次の職場がほぼ決まりかけていたこともあり、いずれ自分も辞める可能性が高いと感じていました。
退職の報告と社長の反応
ここで、私は自分も面接が進んでいることを社長に報告することにしました。しかし、これが大変でした。社長はその報告に激怒し、「お前は裏切り者だ」とまで言われました。正直、その時は頭がパニックになりそうでしたが、何とか冷静に状況を説明し、退職の承諾を得ることができました。
同僚への報告
さらに厄介だったのが、私をいじめていた同僚たちへの報告です。すでに嫌われていたこともあり、退職の話を持ち出すと、案の定、ひたすら詰められました。しかし、ここでもひたすら頭を下げ、何とか状況を納得してもらいました。
退職までの期間の苦労
退職が決まったものの、まだ会社での仕事は続いていました。7月後半から8月末までの1ヵ月間、次の職場が決まっていることもあり、「もう気楽に過ごせるだろう」と思っていました。しかし実際は全くそうではなく、逆にやることがない日々が続きました。マニュアルも作り終え、残っている仕事もほとんどなかったため、暇を持て余していました。しかし、同僚たちも暇なせいで、私への嫌がらせが続きました。この1ヵ月間は精神的に非常に辛かったです。
結果的に、8月末に無事に退職し、次の職場で働くことが決まりました。結果よければ、まあいいかぁ〜と今は思っています。
転職による生活改善のポイント
新しい職場で働き始めてから、わずか2週間ですが、すでに生活の質は大きく向上しました。転職活動を始めたのは毎月の赤字を解消するためでしたが、それだけでなく、日常生活全体にわたる改善がありました。ここでは、具体的にどのような点で生活が良くなったのか、いくつかのポイントに分けて説明します。
1. 通勤時間の大幅な短縮
以前の職場では、通勤に片道1時間半、往復で3時間もかかっていました。しかし、現在の職場では片道25分、往復でも50分です。1日に2時間以上の時間を節約できていることになります。この時間短縮は、体力的な負担の軽減だけでなく、精神的な余裕にもつながっています。さらに、新しい職場ではガソリン代も支給されるので、通勤のコスト負担も軽減されました。
2. 時給の大幅アップ
最も大きな経済的な改善は、時給のアップです。以前は時給換算で約1,380円でしたが、今では2,300円になりました。単純に計算すると、かなりの収入増です。このアップにより、毎月の赤字を解消するどころか、貯金や将来の資金計画にも余裕ができました。収入が増えることで、生活全体に対する安心感が得られるのは、本当に大きなポイントです。
3. トイレ環境の劇的改善
意外かもしれませんが、トイレ環境の改善は非常に大きな変化です。以前の職場では、年配の社員が多く、トイレを汚すことが多々ありました。床がベタベタになったり、便器が汚れたまま放置されたりしていました。それをなぜか私たち若手が掃除しなければならず、非常にストレスフルな状況でした。しかし、現在の職場ではトイレはいつも清潔で、掃除も専門のスタッフが行っているため、トイレに行くたびに感じていた不快感が完全に解消されました。この改善は、働く環境全体の快適さに大きく貢献しています。
4. 綺麗で安い社員食堂
前職では昼食を自分で用意し、車の中で食べていました。前日の夕食の残りを持っていくことが多く、同じメニューを連続で食べることに飽きてしまっていました。また、外食をする場合もコンビニやスーパーで高額な食事を買うことになり、経済的にも負担が大きかったです。しかし、今の職場には社員食堂があり、1食あたり300円程度で温かくておいしい食事が提供されます。この価格と質の良さは、毎日のランチタイムを非常に楽しみにさせてくれます。
新しい職場での働きやすさ
新しい職場に移ったことで、生活面だけでなく、仕事自体にも大きな変化がありました。特に、自分のスキルが生かせる環境に移ったことで、以前よりもやりがいを感じられるようになりました。ここでは、働きやすさの面での変化や、今後の展望について説明します。
1. 自分のスキルを生かせる仕事内容
前職でも設計の仕事をしていましたが、業界が異なるため、私が得意とするスキルを十分に活かせる場面が少なく、仕事に対するモチベーションを維持するのが難しいと感じることが多々ありました。しかし、今の職場では、私がこれまでに培ってきたスキルや経験を活かしながら業務に取り組むことができています。これにより、仕事自体がやりやすくなり、成果を出すことに対しての自信も増しています。
もちろん、新しい業界における知識や技術がまだ十分ではなく、分からないことも多いです。しかし、それを勉強すること自体が楽しく、前向きに取り組めています。新しい環境で自分のスキルを試しつつ、成長できる場があるというのは、非常に貴重だと感じています。
2. 残業代と副業の両立
今の職場では、残業が発生した場合にもきちんと残業代が支給されます。前職では正当な残業代が支払われず、非常に不満でした。しかし、今は労働時間に見合った対価が得られるので、精神的な満足感が大きいです。
さらに、仕事が終わった後の時間を自分の副業に充てることができています。残業が発生することもありますが、無理なく自分の時間を確保できているので、副業を続けることが可能です。副業は経済的にもプラスになり、貯金や将来の計画に役立っています。
3. 働く環境の快適さ
今の職場は、社員の働きやすさを大切にしており、オフィス全体が清潔で整っています。休憩室や社員食堂も綺麗で、休息時間をリフレッシュする場として非常に役立っています。働く環境が快適であることは、日々の業務に集中するための重要な要素です。以前の職場では、常にストレスを感じる環境だったため、こうした改善は仕事へのモチベーションにも大きく影響しています。
まとめ
今回の転職活動は、赤字を解消するために始めたものでしたが、その結果、生活全体が大きく改善されました。転職を決断する前は、長い通勤時間やストレスの多い職場環境、いじめなどに悩まされていました。毎月赤字が続き、将来に対する不安が常にありましたが、転職後は、そうした問題が一つずつ解決され、より快適で前向きな生活を送ることができています。
転職して良かったと思うこと
- 通勤時間の短縮 – 以前の3時間から50分に短縮され、体力的にも精神的にも余裕ができました。
- 収入の大幅アップ – 時給換算が1,380円から2,300円にアップし、毎月の赤字を解消できました。これにより、貯金もできるようになり、生活の安定感が増しました。
- 職場環境の快適さ – トイレや社員食堂といった日常的に使う場所の環境が大きく改善され、職場でのストレスが大幅に減少しました。
- スキルを活かせる仕事 – 自分の得意分野を活かせる業務内容になり、やりがいが増しました。今後の成長やキャリアアップも期待できる環境です。
- 労働時間と副業のバランス – 残業代も適切に支給され、副業の時間も確保できるため、経済的にも精神的にも余裕が生まれました。
正社員から派遣社員への転身について
今回の転職では、正社員から派遣社員に移行しました。この変化に対して、不安定な雇用形態に移ったと感じる人もいるかもしれません。しかし、私はそうは考えていません。確かに派遣社員は安定性に欠けるという側面もありますが、正社員だからといって必ずしも安定しているとは限らないとも思います。
私は、自分の計画がしっかりしていれば、派遣社員でもうまくやっていけると考えています。つまり、何が起こっても次のステップが見えている状況であれば、雇用形態にかかわらず問題はないということです。結局、人生は自分で管理していかなければならないものだと感じています。そのため、派遣という選択に後悔は全くありません。むしろ、柔軟に働ける今の状況に満足しています。
転職を考えている人へのメッセージ
転職には不安がつきものですが、行動することで得られる結果は非常に大きいと実感しています。特に、現状に不満やストレスを感じている人にとって、転職は新しい可能性を開くための一歩です。私の場合、赤字を解消したいという理由で始めた転職活動でしたが、結果として生活全体が良い方向に変わりました。
迷っている方は、まず自分が本当に求めているものを整理し、一歩踏み出す勇気を持つことをお勧めします。環境や収入、働く人間関係など、日常の小さなストレスが蓄積していくと、大きな問題になってしまいます。私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
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