海外で話題の「失敗談」に思わず共感した話
最近、海外の情報を漁っていたら、面白い投稿を見つけた。
「Built 6 SaaS and got 0 customers. Here’s how.」
日本語にすると「6つのSaaSを作って、顧客はゼロ。そのやり方を教えるよ」って感じ。
これ、アメリカのRedditっていう掲示板の、indie hackers(インディーハッカーズ)っていうコミュニティに投稿されてたんだよね。
インディーハッカーって何かっていうと、一人で、もしくは少人数でWebサービスやアプリを作って稼ごうとしている人たちのこと。
いわゆる「個人開発者」ってやつ。
で、この投稿、なぜか妙にバズってた。
成功談じゃなくて失敗談なのに。
44件のスコア(いいね的なもの)に63件のコメント。
みんな、失敗談の方が興味あるんだよね。
わかるわかる。
成功談って、なんか「すごいね」で終わっちゃうけど、失敗談は「自分も同じことやりそう」って思えるから、リアルに参考になる。
50代の僕としては、「そうそう、そこで躓くよね」って頷きながら読んでた。
今日は、この海外の失敗談から、50代の僕らが何を学べるか考えてみたい。
SaaSって何?まずそこから説明するね
まず、SaaSって言葉がわからない人もいると思うから、説明しておく。
SaaSは「Software as a Service」の略。
要するに、インターネット上で使えるサービスのこと。
例えば、Gmailとか、Dropboxとか、Notionとか。
月額いくらとか、年額いくらとかで利用料をもらうビジネスモデル。
一度作っちゃえば、ユーザーが増えるほど収入が増える。
しかも毎月お金が入ってくる。
だから「不労所得」「パッシブインカム」の代表格として、海外ではめちゃくちゃ人気なんだよね。
「自分もSaaS作って、毎月100万円の不労所得!」なんて夢見る人がめちゃくちゃ多い。
実際、海外には月に何十万ドルも稼いでいる個人開発者がいる。
そういう成功例を見て、「俺もやってやる!」って意気込む人が後を絶たない。
でも、現実はそう甘くない。
今回の投稿者みたいに、6つ作っても顧客ゼロ、なんてことが普通に起きる。
6つ作って顧客ゼロ、その理由を推測してみる
投稿の詳細は見れなかったんだけど、こういう失敗談には共通するパターンがある。
僕なりに分析してみた。
パターン1:作ることが目的になっている
これ、エンジニアあるあるなんだよね。
「こういう機能を作りたい」「この技術を使ってみたい」が先に来ちゃう。
で、作り終わると満足しちゃう。
誰がこれを使うのか、なぜお金を払うのか、そこが後回しになる。
6つも作れるってことは、技術力はあるんだよ。
でも、技術力と商売の才能は別物。
これ、50代の僕らも気をつけないといけないポイント。
パターン2:マーケティングを軽視している
「いいものを作れば売れる」
これ、幻想なんだよね。
どんなにいいサービスでも、知られなければ存在しないのと同じ。
海外のインディーハッカーコミュニティでも、「Building in public」(作っている過程を公開する)が重要だと言われてる。
SNSで発信して、見込み客を集めて、ローンチ前からファンを作る。
でも、エンジニア気質の人って、これが苦手な人が多い。
僕も正直、苦手。
でも、これをやらないと売れない時代なんだよね。
パターン3:ニッチすぎるか、競合が強すぎる
「誰も作ってないサービスを作ろう」と思って、ニッチなものを作る。
でも、誰も作ってないってことは、需要がない可能性もある。
逆に、需要がある分野はすでに大手がいて勝てない。
このバランスが難しい。
海外では「競合がいるのは良いこと。市場が存在する証拠だから」とも言われてる。
でも、その競合と差別化できないと、結局埋もれる。
50代の日本人がSaaS開発に挑戦する壁
さて、ここからが本題。
「海外で流行ってるなら、俺もSaaS作って不労所得だ!」
って思った50代のあなた。
ちょっと待ってほしい。
現実的な壁がいくつもある。
壁1:プログラミングスキル
SaaSを作るには、プログラミングができないといけない。
最近は「ノーコード」っていって、プログラミングなしでサービスを作れるツールもある。
Bubbleとか、Webflowとか。
でも、それでも学習コストはかかる。
50代から始めて、まともに動くものを作れるようになるまで、どれくらいかかるか。
正直、1年とか2年とか見た方がいい。
その間、収入ゼロでやっていける?
ここが現実的な問題。
壁2:英語力
SaaSは世界中に売れるのが魅力。
でも、それって裏を返すと、英語でサービスを作る必要があるってこと。
日本語だけだと、市場が小さすぎる。
英語でのカスタマーサポート、英語でのマーケティング。
これ、50代で英語苦手な人には結構キツい。
僕もeBayやってるから多少は英語使うけど、それでもサポート対応は大変。
壁3:競争環境
海外のインディーハッカーたちは、若くてエネルギッシュで、最新技術にキャッチアップしてる。
彼らと同じ土俵で戦って勝てる?
正直、かなり厳しいと思う。
6つ作って顧客ゼロの人だって、技術力はあるはず。
それでも売れないんだから。
壁4:資金と時間
SaaSを作って、マーケティングして、改善して、ようやく収益が出る。
その間、生活費はどうする?
50代って、住宅ローンや子供の教育費がかかる人も多い。
「3年間収入ゼロでもOK」なんて人、そうそういないよね。
判定:50代日本人には正直キツい
結論から言うと、SaaS開発で不労所得を目指すのは、50代の日本人には難しい。
理由をまとめると:
・技術習得に時間がかかる
・英語でのサービス展開が必要
・若い競合と戦う必要がある
・収益化まで時間がかかる
・そもそも技術があっても売れない人が多い
海外の失敗談を見ても、若くて技術力がある人でさえ苦戦してる。
50代から始めて勝てる確率は、正直低いと思う。
夢を壊すようで申し訳ないけど、現実は現実。
じゃあ50代は何をすればいいの?
とはいえ、「じゃあ諦めろ」で終わったら意味がない。
50代でも現実的にできることを考えてみた。
選択肢1:すでにある仕組みに乗っかる
自分でゼロからサービスを作るのは大変。
でも、すでにあるプラットフォームを使うなら話は別。
例えば、eBay、Amazon、メルカリ。
これらは「売る場所」をすでに持っている。
集客はプラットフォームがやってくれる。
僕がeBay輸出をやってるのも、これが理由。
自分で集客する必要がないから、商品選びと出品に集中できる。
選択肢2:スキルを売る
50代って、何かしらの経験やスキルがあるはず。
それを直接売る方が、SaaSより現実的。
ココナラとか、ランサーズとか。
派遣エンジニアも、ある意味スキルを売ってる。
自分で何か新しいものを作るより、すでに持っているものを売る方が早い。
選択肢3:情報発信
ブログやYouTube。
50代だからこそ語れることがある。
「47歳で会社辞めてどうなった?」
「50代からの転職リアル」
こういう情報は、同世代の人には刺さる。
技術を作る必要はない。
自分の経験を発信するだけ。
これなら50代でもできる。
海外の失敗談から学ぶべきこと
最後に、今回の「6つのSaaSを作って顧客ゼロ」から学べることをまとめておく。
一つ目。
作ることと売ることは別のスキル。
技術があるから売れるわけじゃない。
二つ目。
マーケティングを舐めちゃいけない。
作る前から、誰に売るかを考える。
三つ目。
失敗は悪いことじゃない。
この投稿者、失敗談をシェアすることで、逆に注目を集めてる。
これ、ある意味マーケティングになってるよね。
50代の僕らも、失敗を恐れる必要はない。
でも、無謀な挑戦をする必要もない。
自分の強みを活かせる場所で、現実的に稼ぐ方法を選ぶ。
それが、50代からの「依存しない働き方」だと思う。
海外のトレンドを見るのは面白い。
でも、全部真似する必要はない。
自分に合ったものを選んで、アレンジしていく。
そのスタンスでいきたいよね。
