海外の掲示板で見つけた「AIツール販売」という副業
最近、海外の情報を漁るのが日課になっている。
派遣エンジニアとして働きながら、eBay輸出とブログで収入の柱を増やそうとしている50代の僕。正直、新しい副業のネタがないか常にアンテナを張っている。
そんな中、Redditの起業家向け掲示板で気になる投稿を見つけた。
「GumroadでAIツールのポートフォリオを構築中。昨日、最初の1つを出荷した」
ん?AIツールをGumroadで売る?
Gumroadっていうのは、海外で人気のデジタルコンテンツ販売プラットフォーム。電子書籍とかテンプレートとか、デジタル商品を簡単に売れるサービスだ。
そこでAIツールを売るってどういうこと?
気になって調べてみると、これが今、海外のインディーハッカー(個人開発者)界隈でかなりホットな副業らしい。
でもさ、正直思ったよね。
「50代の日本人に、これできるの?」って。
英語もプログラミングも、そこまで得意じゃない人が大半だと思う。僕自身、エンジニアとはいえ、AIの最先端についていけてるかと言われると微妙なところ。
だから今回は、この「GumroadでAIツール販売」という副業が、実際に50代の日本人にとって現実的なのかどうか、本気で検証してみることにした。
そもそも「AIツール販売」って何をするの?
まず、この副業の仕組みを整理しよう。
海外で流行っているAIツール販売には、大きく分けて3つのパターンがある。
1つ目は「プロンプト集」の販売。
ChatGPTやMidjourneyに入力する命令文(プロンプト)をまとめて、テンプレートとして売る方法。これが一番ハードルが低い。プログラミング不要で、AIを使いこなすコツさえ分かれば作れる。
2つ目は「ノーコードで作ったAIアプリ」の販売。
最近はプログラミングなしでアプリが作れるツールが増えている。それとAIを組み合わせて、簡単なツールを作って売る方法。たとえば「ブログ記事を自動生成するツール」とか「SNS投稿を一括作成するツール」とか。
3つ目は「本格的なAIツール」の開発販売。
これはガチのプログラマー向け。自分でコードを書いて、AIを組み込んだツールやサービスを作る。Redditの投稿者は、おそらくこのパターンだと思う。
で、Gumroadというプラットフォームを使う理由は簡単。
手数料が安い(売上の10%程度)し、決済システムも全部用意されている。自分でECサイトを作る必要がない。商品をアップロードして、価格を設定して、あとは宣伝するだけ。
海外の事例を見ると、プロンプト集なら5ドルから20ドルくらい。ノーコードツールなら20ドルから100ドルくらいで売られていることが多い。
50代日本人にとっての「現実的な壁」を考える
さて、ここからが本題。
この副業、50代の日本人がやろうとしたら、どんな壁があるのか。正直に洗い出してみた。
壁その1:英語の問題
Gumroadは基本的に英語のプラットフォーム。
商品説明も英語で書く必要があるし、海外の顧客とやり取りするなら英語は必須。
ただし、ここは意外と突破口がある。
まず、Gumroad自体の操作は、翻訳ツールを使えばなんとかなるレベル。そして商品説明も、今はAI翻訳がかなり優秀。DeepLやChatGPTを使えば、それなりの英文は作れる。
問題は「日本市場を狙う」という選択肢。
実は最近、日本語でGumroadを使う人も増えている。日本人向けにAIツールやプロンプト集を売るなら、英語は必要ない。市場は小さくなるけど、競合も少ない。
壁その2:技術スキルの問題
これが一番大きな壁かもしれない。
「AIツール」と聞くと、なんだか難しそうに感じる。プログラミングできないとダメなんじゃないかって。
でも、さっき書いたように「プロンプト集」ならプログラミング不要。
ChatGPTを日常的に使っていて、「こう聞くといい回答が返ってくる」というコツを知っているなら、それを商品にできる。
たとえば「50代向け転職活動プロンプト集」とか「シニア起業のためのビジネスプラン作成プロンプト」とか。自分の経験と組み合わせれば、オリジナリティも出せる。
ノーコードツールを使う場合でも、最近はかなり直感的に操作できるものが増えている。YouTubeで解説動画を見ながらやれば、なんとかなる可能性はある。
壁その3:マーケティングの問題
正直、これが一番厄介だと思う。
Gumroadに商品を並べても、勝手に売れるわけじゃない。自分で宣伝しないといけない。
海外の成功者は、TwitterやReddit、個人ブログ、YouTubeなどで地道に発信して、フォロワーを増やしている。そこから商品に誘導する流れ。
50代の日本人がいきなり英語でSNS発信するのは、かなりハードルが高い。
日本市場を狙うにしても、Xやnote、YouTubeで発信力を持っていないと厳しい。結局、集客力がないと売れない。
壁その4:競合の激しさ
AIツール販売の市場は、今まさにレッドオーシャン化しつつある。
海外では、若くて技術力のある人たちがどんどん参入している。価格競争も始まっている。
後発で入っていくなら、何かしらの差別化が必要。そこに50代ならではの経験や視点を活かせるかどうか。
判定:アレンジすれば使える、ただし条件付き
結論から言う。
「GumroadでAIツール販売」は、そのままの形では50代日本人には厳しい。
でも、アレンジすれば可能性はある。
具体的には、こういう条件が揃えば挑戦の価値があると思う。
まず、ChatGPTなどのAIツールを日常的に使っていること。使い慣れていないと、そもそも商品が作れない。
次に、何かしらの専門分野や経験を持っていること。「50代のキャリア」「特定の業界知識」「趣味の深い知識」など。これがあれば、その分野に特化したプロンプト集やテンプレートが作れる。
そして、発信力を持っているか、これから育てる覚悟があること。ブログ、X、note、YouTube、なんでもいい。商品を宣伝できる場所がないと始まらない。
この3つが揃っているなら、チャレンジしてみる価値はある。
逆に言えば、AIをほとんど使ったことがない、特に強みとなる分野がない、発信も苦手という状態だと、いきなりこの副業は厳しい。
50代ならこっちから始めるのがおすすめ
じゃあ、AIツール販売が厳しい人はどうすればいいのか。
僕なりの提案がある。
まずは「AIを使う側」として経験を積むこと。
ChatGPTを毎日使って、仕事や趣味に活かしてみる。どういうプロンプトを入れると良い結果が出るか、自分なりのコツを蓄積していく。
その過程をブログやnoteで発信する。「50代がChatGPTを使ってみた」系の記事は、同世代の読者に刺さりやすい。
発信を続けていると、フォロワーが増えてくる。そうなってから、自分のプロンプト集やテンプレートを作って売る。この順番が現実的だと思う。
いきなり商品を作って売ろうとするんじゃなくて、まずは発信力と経験値を積み上げる。遠回りに見えるけど、これが50代にとっては一番確実なルートだと思う。
僕自身も、このブログを書きながら、少しずつAIとの付き合い方を模索しているところ。派遣エンジニアの仕事でもAIツールを使う機会が増えてきたし、eBay輸出でもAIを活用できないか考えている。
50代からでも、新しいことは始められる。ただし、無理せず、自分のペースで。海外のトレンドを参考にしつつも、日本の50代ならではのやり方を見つけていきたい。
